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最近は一口馬主と競馬のブログになってます

「健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて」の購入ポエム

大沼Sのロードアクシス、馬がゲートで首を横にしたときに発走して出遅れて、新馬戦の時みたいにものすごい脚を最後使ったけれど9着でした。上がりの速さ含めて次ですね次。

 

それでタイトルの話なのですが、近所の本屋に並んでたのです。シロクマ先生(id:p-shirokuma)の本。ネット関係の本なんて普段買わないのですがね、なんとなくシロクマ先生が書ききったとおっしゃっていた本なので、手に取って買ってみたくなって買いました。

 

 

健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

  • 作者:熊代 亨
  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

普段、書評や感想文を書かないので、サラっと読んだ印象をサラサラっと書きます。

ブログの記事が並ぶような演繹的な文章、少々同じようなことの繰り返しも感じますが、言いたいことがあって、それを伝えたい感覚は伝わります。

私もまた現代の社会制度の恩恵を受けている部分とそこから疎外されている部分、両方感じているところがあります。そういう中で生きる適応できる人と適応できない人がそれぞれどう生きるかを考えていこうとする娑婆世界を見る姿をなんとなく想像してしまいます。

一見きれいで生きやすくなった社会、でもその裏にある隘路、社会における一人前になるハードル、家庭を作って社会を再生産するハードルについて書かれた社会。

はてな村非モテ論壇を割合遠くから眺めていた私には、シロクマ先生が汎的所属を書いていた頃、希望格差社会、ハイパー・メリトクラシージェンダーフリーバックラッシュ等々いろいろなことが同時に語られてきたころ。

あれから令和になって、あの頃まかれた様々な種がいろいろな草や木や花になったりならなかったりしたものの一つの総括でもあり、それはシロクマ先生が時とともに変化をしていったことを振り返る文章でもあると感じました。

そして直前に雨が降っても予想を変えずに宝塚記念ワグネリアン複勝を買ってしまって思い切り外す私は、柔軟な状況に適応するのが苦手な頑固者だと改めて自分の不器用さに苦笑いするのでした。

最後に、タイトルの清潔の後に「感があって」という文字を付けたくなりました。

 

 

 

 

 

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