先週はロードクエストが京成杯AHを勝ちました、1口2万円ちょっとであれだけの活躍するのは本当にすごいです。ホームページの表紙もかっこいいロードクエストのものになりました。
トレセン以外にもトレーニング施設がある
競走馬は1歳秋くらいから主に北海道にある育成牧場でトレーニングされます。トレーニングが進んでデビューが近づくと美浦や栗東のトレセンに入厩しゲート試験を受けて合格したらデビューできます。そのあとほどんどの馬はずっとトレセンにいるわけでもありません。
現在のルールでは調教師(厩舎)が所属させられる馬の数は割り当てられる馬房(馬のおうち)×2.5頭になります。一般的な馬房数20の厩舎だと50頭になるわけです。
そして、その入りきらない馬がケガで休養していたり、育成牧場で調整されているわけです。
例えば現在日本一馬が強いノーザンファームの馬だと
・まずは北海道のノーザンファーム空港やノーザンファーム早来である程度育成する
・ある程度育成されたらノーザンファーム天栄(福島県)やノーザンファームしがらき(滋賀県)にいってデビューの準備をする。デビュー後も天栄やしがらきとトレセンをいったり来たりする。
・長期の放牧などで北海道からしがらきに長距離移動するときは天栄を中継地点にする。
という感じです。
ロードTOだと所属馬の現時点情報から
・北海道のケイアイファーム(主にデビューまでの育成、休養馬の調整)
・大瀧ステーブル(関東の拠点、関西への中継基地)
・宇治田原優駿ステーブル、グリーンウッドトレーニング(関西の拠点)
と推測できます。
関西の宇治田原優駿ステーブルやグリーンウッドトレーニングはホームページもあり、どういう施設でトレーニングされているかがわかります。
大瀧ステーブルが大きな施設に引っ越した?
さて、各所属馬の情報を見ると、これまで茨城・大瀧ステーブルと書かれていたのですが、9月からは千葉・大瀧ステーブルと書かれています。文字を見る限りだと引っ越しをしたように思えます。
そして坂路調教は500m×本数だったのが、1200mと書かれています。本数を省略したのでなければ長い坂路がある大きな牧場なのかなあと想像がふくらみます。
トレセン回りの育成牧場は一つの大きな調教施設の中にいくつもの育成チームがあるような感じで、さらにWEBサイトに載っていない情報も多くわかりにくい部分もある世界です。それだけにいろいろ想像や憶測が入る余地もあるし、馬券購入時に外厩の情報を詳しく知っていれば参考になるのかもしれません。
前線基地が変わったかもしれないロード軍団はさらに強くなるのか、今後が楽しみです。なお、ロードTOでは育成牧場の見学はできません。
追記:検索していたら千葉のシンボリ牧場内に引っ越したという情報もあるようです。そのうちわかるのでしょう。